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シロヘリハンミョウ

​白縁斑猫

Callytron yuasai (Nakane)

概要

体長:9-12mm.白い縁取り(ヘリ)が特徴のハンミョウ.主に海岸の岩礁帯で見られる.沖縄亜種の幼虫は,マングローブ内のオキナワアナジャコによる泥の塚に巣孔を作ることが知られている.(2017年野外撮影)

分類・形態

​体長:9-12mm

分布

​国内:北海道・本州・四国・九州・伊豆大島・対馬・屋久島(基亜種),トカラ列島宝島・奄美大島・加計呂麻島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島・沖縄島・久米島・伊良部島・石垣島・西表島・与那国島・南大東島・尖閣諸島北小島(沖縄亜種)

​国外:朝鮮半島・台湾

​レッドリスト等

・環境省:準絶滅危惧NT(基亜種・オキナワシロヘリハンミョウ=沖縄亜種)

・愛知県・熊本県:絶滅危惧I類

・千葉県・神奈川県・愛媛県・高知県・福岡県・長崎県:絶滅危惧II類

・岡山県:その他

生態

​基亜種は主に海岸の岩礁帯で見られる.沖縄亜種の生息環境はより広く砂浜や干潟,マングローブ帯でも見られる.沖縄ではマングローブ内のオキナワアナジャコが作った泥の塚に沖縄亜種の幼虫が巣孔を作ることが確認されている1.

引用文献

1Satoh A. & Hayaishi S. (2007) Microhabitat and rhythmic behavior of tiger beetle Callytron yuasai okinawense larvae in a mangrove forest in Japan.Entomological Science, 10: 231-235.

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